ブックメーカーの信頼性(ライセンス業者か、大手かどうか)
日本でブックメーカーを楽しむに当たってブックメーカーの信頼性はなによりも重要です。
正規でブックメーカーを運営するためには政府に認可されたライセンスが必要となります。なので、ライセンスを所持していない会社や、信頼度の低いライセンスで運営しているブックメーカーは信頼性が高くないことを意味します。
ライセンスはブックメーカーが公認されている政府により発行されますが、信頼度の高いライセンスを所持しているブックメーカーを選択するのがよいでしょう。ちなみに、最も取得や維持が難しいのはマルタ共和国が発行するライセンスと言われています。
ライセンス取得ブックメーカーの見分け方
ブックメーカーがライセンスを取得しているかどうかは、サイトの下部に記載されていることが多いです。
また、サイトのどこかにエンブレムが表示されているサイトも多く、これで判断は可能です。
主なライセンス発行国
イギリス(UK GAMBLING COMMISSION)
「UK Gambling Commission(UK ギャンブリング コミッション)」とは、イギリスにおけるギャンブル監視機関です。イギリスに初めてカジノが誕生したと言われているのは1960年。世界でも有数の賭博文化と歴史を持つイギリスでカジノハウス、オペレーター(運営会社)、ギャンブル関連会社とその運営サイトをあらゆる面で審査し、基準を満たしたものだけにライセンスを与えることで統制をとっています。またライセンスを発行するだけでなく、カジノ運営の監督を行なっています。この機関のライセンスを取得するためには様々な面で厳しい審査があるため、UK Gambling Commission認可のカジノは信頼性が高い傾向にあります。
ジブラルタル(GIBRALTAR BETTING AND GAMING ASSOCIATION)
ジブラルタルのライセンスを取得するには厳格な方針に従う必要があり、カジノ運営会社のライセンス申請者と所有者、株主、取締役などが照合され、すべてのカジノが最低限の顧客に関する特定情報(氏名、住所、生年月日)を収集ことが求められます。
厳しい管理のもとにライセンスが発行されるため、ジブラルタルライセンスは信頼性が高いと言えます。
マルタ(MALTA GAMING AUTHORITY)
マルタはヨーロッパにある人口40万人の小さな島国。国内資源が乏しい小国だからこそ金融やゲーミング産業に注力し、ギャンブル大国であるが故にマルタのライセンスは世界で最も厳しいとも言われています。そのマルタのオンラインカジノを認定し監督するのがMGAなので、世界の大手オンラインカジノ会社の多くがMGAのライセンスを取得すべくマルタに拠点を置いています。
マン島(gov.im)
グレートブリテン島とアイルランドに囲まれたアイリッシュ海の中央に位置する小島がマン島です。かつてはライセンス発行先のカジノでプレイするプレイヤー保護のために、ライセンス発行の際には200万ドルの委託金が必要だったほどで、今でも取得時のハードルが高いライセンスとして有名です。
アンティグア・バーブーダ( Financial Services Regulatory Commission)
アンティグア・バーブーダは、1994年以来同国政府の金融サービス規制委員会(FSRS)がすべてのオンラインギャンブル活動の規制を担当しています。オンラインゲーミング業界においてかなりの経験を持ち、多くの徹底したデューデリジェンス(企業などに要求される当然に実施すべき注意義務および努力)ポリシーを採用しており、オンラインカジノオペレーターの管轄権に対する高い透明性を実現しています。そのため、信頼性が高いということができます。
オルダニー(ALDERNY GAMBLING CONTROL COMMISSION)
AGCC(ALDERNEY GAMBLING CONTROL COMMISSION)はオルダニーの政府に代わってeギャンブリングを規制する非政府組織で2005年に設立されました。AGCCは、世界的に質の高い基準を満たす規制環境を提供することで、オルダニーの評判を維持し、世界の優秀な事業者を誘致することを目的としています。そのためオルダニーライセンスを取得すことは容易ではなく、結果的に信頼性が高いといえるのです。
カナワキ・カナワケ(KANAWAKE GAMING COMMISSION)
カナワケとはカナダのケベックにあるモホーク族インディアンの居住区。過去にあったポーカー不正疑惑時には内部に協力者がいたとされており、未だに疑念の余地が残るライセンスだが、いまでも有名カジノ、スポーツブックでここのライセンスを使用している例も多い状況です。それでもライセンス料を払えば取得できる中南米系のライセンスよりは信頼性が高いとされます。
キュラソー(Curaçao EGAMING)
キュラソーは歴史の長いオンラインカジノライセンスの1つではありますが、ライセンスの取得は比較的容易とも言われるため、ライセンスの信頼度は他よりも低いとも言われます。
とはいえ、キュラソー当局によって承認されたオンラインカジノ運営企業に定期的に監査をいれているなど、管理はされており、優良オンラインカジノでもキュラソーライセンスを取得したり、ライセンスを変更したりすることが多くなっています。
日本語対応の有無
日本語に対応しているブックメーカーは増えてきており、昔に比べれば日本でブックメーカーを楽しむ敷居が低くなってきていると言えます。
日本語サイトがあるものの、日本人サポートがいないブックメーカー、明らかに不自然な日本語のブックメーカーもあるためそれらはちょっと心配といえるでしょう。
サポートが充実しているか見分ける方法は簡単です。登録する前にもサポートは利用できるので、簡単な質問を日本語でしてみましょう。また、日本語サポートの対応時間も確認することをおすすめします。
入出金手段と対応の速さ
ブックメーカーに限らず、FXやバイナリーオプションなども含め、海外のサービスを利用する場合、トラブルになりやすいのが入出金です。
入金・出金の手段は、年々増加傾向にはありますが、入金手段・出金手段が豊富に用意されているか、特に意図した出金手段は提供されているか、対応の速さはどうかは必ず事前にチェックしましょう。
ecopays(エコペイズ)はあると何かと便利
出金方法はエコペイズに対応しているところが一番多いので、エコペイズのアカウントが1つあれば、ほとんどのブックメーカーで入出金について悩むことはないといえます。アカウントを開設しておくと何かと便利だと思います。
最低入金額もチェック
ブックメーカーによって最低入金額が設定されています。最低入金額が低ければ低いほど、初心者の方にはハードルが低いと言えるのでこちらもチェックしておきましょう。
賭けの対象の豊富さ
どうせブックメーカーで遊ぶのなら、賭ける対象(オッズ)が多い方が楽しみ方も増えます。
賭けの対象となるスポーツの種類が多いのはもちろんですが、一つの試合に対して賭けの種類が多いかどうかもブックメーカーによって変わってきます。
例えば、日本中で注目を集めるボクシング井上尚弥の1戦もたくさんあるブックメーカーの中でオッズをつけているのが少数派で1XBETばどはオッズをつけていますが、10BetやSportsbet.ioなどはオッズをつけていませんでした。
このように、日本のスポーツのオッズの多さはブックメーカーによってかなり差が出てきます。
また、上記は10BetのJ1サッカーのオッズですが、「全ての市場」は123個あり、この試合は勝ち負け引き分け以外にも120以上のオッズが設定されています。例えば、正確な得点結果だったり、シュート数、最初に得点をとるのはどちらのチームか、などなど・・
正直意味のわからないオッズもありますが、楽しみ方が増えることは間違いなく、興味のあスポーツであればあるほど、勝てるチャンスが増えるかもしれません。
オッズの高さ
各社とても大きくオッズが異なるわけではありませんが、確実にオッズに差はあります。
例えば、プロ野球ヤクルト×中日戦のオッズを10BetJapanとSportsbet.ioで比較してみると以下のようになります。
同じ試合に賭けるなら、少しでもオッズが高い方がいいにきまっています。
特にブックメーカーを投資として捉えるのであれば、オッズの高さは大きなポイントとなってきます。
モバイル対応
PCで楽しむことももちろんできますが、スマホでブックメーカーを楽しむ人のほうが圧倒的に多いと思います。
そうなると、モバイル環境での使い勝手も重要です。
どのブックメーカーもモバイルでの利用も考慮した上でのWEBサイトのデザインをしていますが、ブックメーカーの中には専用アプリを提供しているところもいくつか存在します。
アプリが利用できるほうがより快適なスポーツベッティングが可能になるので、モバイル派の人は重要な要素になります。